Maplatは、古地図や絵地図、イラストマップなど、現在の地理座標とそのまま重ねにくい地図を、現在地と連動するWebマップとして活用するために開発された位置情報技術です。

Maplatが生まれた背景

古地図や絵地図、観光マップ、施設案内図には、正確な測量地図とは異なる魅力があります。
地域の歴史や文化、案内したい場所の見せ方が反映されており、通常の地図サービスでは表現しきれない情報を伝えられます。

一方で、これらの地図は現代の緯度経度と正確に一致しないため、スマートフォンの現在地表示やWeb地図として扱うには課題がありました。

Maplatは、地図本来の表現をできるだけ保ちながら、現在地や地理情報と結びつけるために開発されました。

2016年、Maplatの誕生と公開

Maplatは、2016年に大塚恒平が開発し、公開しました。大塚は現在、株式会社那由多の代表取締役CTOを務めています。

古地図や絵地図を単に画像として見せるのではなく、現在地と連動するWebマップとして利用できる点が、Maplatの大きな特徴です。

特許技術としてのMaplat

Maplatの基盤となる技術は、2017年に特許出願され、2019年に出願公開、2020年に特許登録されました。

登録番号は特許第6684776号、発明の名称は「地図情報システム、端末装置、及びサーバ装置」です。
現在も有効な特許として維持されています。

Code for Historyとしての活動

2025年までのMaplat開発

Maplatは、2016年に大塚恒平が開発・公開しました。2019年からは、大塚の個人事業であるCode for Historyが開発を担い、2025年までオープンソースでの公開と改良を重ねてきました。古地図や絵地図を現在地と連動させる技術として、観光、文化財、交通、教育、研究などの分野で活用されてきました。

ITと歴史学をつなぐ取り組み

Code for Historyは、Maplatの開発だけでなく、IT×歴史学―「歴史学の諸問題をITも用いて解決する」を提唱し、歴史的調査、文化財調査、地域資料のデジタル活用などに取り組んできました。

Code for Historyの取り組みについては、以下のページをご覧ください。
Code for History(日本語)
Code for History(英語)

現在のMaplat

現在、Maplatの提供や導入支援は株式会社那由多が行っています。

株式会社那由多ではこれまでのオープンソース活動やCode for Historyでの実践を引き継ぎながら、自治体、文化施設、教育機関、企業などに向けて、Maplatを活用したデジタルマップ導入を支援しています。