2024 年 9 月に参加したイベント報告 ~ 山形ななはく!2024ルーナ ~
2024年第4四半期もいくつかのイベントに参加しましたが、報告できておりませんでした。
9月に参加したイベントについて、本記事で報告いたします。
(本記事は、History Tech Advent Calendar 2024の4日目の参加記事です。)
ななはく!2024ルーナ 街の記憶市vol.5 (山形市)
山形市で2月と9月の年2回行われているななはく!街の記憶市が、この9月にも『ななはく!2024ルーナ 街の記憶市vol.5』として実施されました。
Code for Historyは、山形アーカイブの古地図 UI に Maplat を採用いただいた縁で、第2回から訪問させてもらっており、今回は4回目の訪問となります。
今回のななはくでは、山形の「そば・ラーメン」が特集されており、山形五堰を用いた水車動力での製粉から、製麵業が盛んになるまでの歴史が、街の記憶を残し隊によるオーラルヒストリーを交え報告されていました。
早速、紹介されていたラーメン屋のうち、鬼がらしの納豆ラーメンと、らー麺山之助の特製山之助をいただいてきました。
また、山形大学大学院生や街の記憶を残し隊の学生さんたちによる、研究発表も聞かせていただきました。
山形の郷土史家、後藤嘉一さんの残した嘉一ボックスの中身の分析や、未来から見れば過去になる、街の「今」を残す「街の記憶を残し隊」の活動報告を聞かせていただきました。
嘉一ボックス調査は、もうその調査結果だけで後藤嘉一さんのWikipediaページを起こせるレベルでした。
未来のために今を残していかなければ、というのはこのすぐ後に観に行った歴博の特別展「歴史の未来」で示された問題意識にも近い問題意識で、このような活動は他の地域ではないので1、他の地域にも広めていきたいと決意表明されていたのが頼もしく感じました。
また、あこや姫伝説の古刹で行基さんゆかりの寺でもある千歳山萬松寺や、六椹八幡宮、六椹観音(宗福院)なども訪ねてきました。
最終日は群馬歴史民俗研究会の例会と重なっていたため、まちの記憶を聞く会や寄席を見られなかったのは残念でした。
- 実際にないかは十分に確認できていませんが、発表の学生さんはそのように言われていました。 ↩︎